ビストロ店が増えている理由

ビストロとはどんな店なのか?

ビストロとはなかなかオシャレな名前ではありませんか。このカタカナ4文字は、見て良し、聞いて良しで、語感としても申し分ありません。ビストロが流行ってきたのはこの名前が良いことにも原因があるのではないでしょうか。センスあふれる都会の香りがいっぱい漂っている名前です。そもそもビストロとはどんな意味があるのでしょうか。

 

それにこれはもともと何語なのでしょうか。ビストロはフランス語です。でも大昔から使われている言葉ではなく、約30年前ぐらいから使われ始めた言葉です。語源はロシア語とも言われています。フランスでは、”気軽に入れる小さな大衆レストラン”というような意味で使われています。でも酒場にも多くこの名前がつけれていますから、絶対的な意味ではありません。新しい言葉ゆえに使い方もまだ固定されておらず多様なようです。

 

【日本で爆発的に増えてきたビストロという名前の店】前述のように意味が多様なだけに、わが国でもいろんな店の名前に利用されています。それに、店の名前だけでなく商品名にさえつけられています。この名前がこれだけよく使われるようになったのも、やはりその語感が良いためなのでしょうか。主に飲食関係の店につけられているケースが多いようですが、その店の種類は多様です。その中で特に多いのが「カフェ」ではないでしょうか。「ビストロカフェ」とか、さらにその後に店の屋号をつけたりしているカフェは日本全国に数え切れないほどあるのではないでしょうか。次に多いのがレストランです。

 

本場フランスでは”小さな大衆的な店”につけられていることが多いのですが、日本の場合ではそうと限りません。規模の大きな店にも、高級な店にもこの名前がつけられています。

ビストロが人気になったのは本格フレンチにはない大衆性

ビストロが人気になったのはこの10年ぐらいのことではないでしょうか。本場フランスでもこの形態の店が出てきてから30年ぐらいしかたたないというのに、日本でよくこれほどたくさん店が短期間にできたものです。

 

いま日本でビストロと名前がつく店にはいろんな種類があるようです。まず単に「ビストロ」とだけ名乗る店、次はビストロの後にカフェとついた「ビストロカフェ」、あるいは同じく後に酒場とついた和洋折衷の「ビストロ酒場」、さらには最近よく耳にするようになった「ネオビストロ」という店もあり、その種類は実に多彩です。これだけいろいろな種類の店ができたのも、このビストロという名前が日本人に好まれたからではないでしょうか。つまりなんと言うか言葉としてのセンスとか語呂の良さが受けたのに違いありません。【ビストロ人気の秘密はなんと言ってもその大衆性にある】ビストロはフランス料理の店です。

 

フランス料理の店といえば日本では長い間「フレンチレストラン」がその代表的なものとして君臨してきました。フレンチレストランといえばどちらかと言えば、高級感が強く、庶民にとっては高嶺の花のようで、いささか近寄りがたいところがあります。したがって同じフレンチでもそうした高級料理ではなく、もっと大衆的なレストランはないものかと、私たちは長い間考えていました。そこへ出てきたのがビストロです。

 

ビストロは誰でも気軽に入れる大衆的なレストランというのがうたい文句になっていますから、フレンチレストランのように気取ったところがなく、庶民でも気軽に利用できるのです。この点が、ビストロが日本人に受け入れられた大きな理由なのではないでしょうか